コンクリート圧送における事故は、生命や周辺環境の安全に関わる重大事故になりかねません。
そのため、安全を確保したうえで施工を進めることが大切です。
今回は、コンクリート圧送時どのような安全管理が行われるのかを紹介します。
▼コンクリート圧送の安全管理策
コンクリート圧送における事故を防ぐには、以下のような対策を怠らないことが大切です。
■施工前の確認
設備の日常的な点検や早期の交換をすることで、施工時の不具合による事故を防ぎます。
また、施工現場での打合せは欠かせません。
必要であれば、足場や作業床・手すりの設置を依頼します。
■施工時の安全対策
施工当日には、現場の足場・作業床・手すりなどに不備・不具合がないか確認を行います。
また高所への施工時には安全帯を使用し、転落事故などを防ぎます。
施工現場内だけでなく、コンクリートポンプ車の設置にも気を付けなければなりません。
タイヤには足止めを設置し、施工中の思わぬ自走を予防します。
その他にも、傾斜地にコンクリートポンプ車を設置する場合は、車体の傾きが3度になるように調整するなど細かい規定があります。
▼まとめ
コンクリート圧送における事故は、重大な災害になる可能性があります。
そのため、施工前から施工時までの確認事項が細かく規定されています。
高い品質のコンクリートを打設するには、まず安全な施工を行うのが前提です。
安全に関する知識を学び管理を正しく行うことで、安心して質の高い施工を行うことができます。